先日、「アクアワールド」に行ってきました。
品川(アクアパーク)でも福島(アクアマリン)でもないですよ、茨城県の大洗です(アクアマリンの話はこちらの記事もどうぞ)。
そう、これからの季節、大洗といえばコレ↓
大洗を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー(通称ガルパン)」の看板が街のいたるところに(これが何だかわからない人は若者に聞いてみてください。私は教えている大学生が熱く語っていて知りましたよ(^▽^;))。
あ、そうじゃなくて、コレ↓
アンコウ(キアンコウ)。食べてばかりで、あまりじっと見たことないと思いますが、案外かわいいですよ(実物はこの写真よりもっともっとラブリーだったので、ぜひ実際にお確かめください!)。
ちなみに、その地味さから特に人気を博してはいなかったこの水槽前に、熱烈なアンコウファン(?)のおじさまがいらっしゃり...(ガルパンファンにも負けないぐらい)アングルを変えて(ガラケーで)撮影し、さらに「この子(もう一匹)は動かないからもう一回後で来よう!」とつぶやいていたりと、水族館の多様な楽しみ方を実感した次第です。
しかしながら、アンコウでは(見るだけでは)どうにも地味すぎるためか、この水族館の推しは「サメ」。
いかにも怖そうな外見のため、実際と違い獰猛なイメージがついちゃって大変。
でも案外、その怖そうなところにみんな惹かれてしまうのかもしれません。
かくも(一部の)人間に愛されていることか...
(「ジョーズ」はいいとしても、竜巻にのって襲ってきたり、トイレから襲ってきたり、幽霊になって襲ってきたり、ゾンビになって襲ってきたり、とうとうロボットとして襲ってきたりと人間の想像力の限界に挑むほど次々と作られるB級サメ映画たち←これも教えている大学生が熱く語っており...。)
それはさておき、サメは本体だけでなく、その卵もユニーク。
流されてしまわないように、モズクのような繊維状のものを元々つけているトラフザメの卵。
他にもネジネジした形状で岩の間に刺さるものなど、「卵」の概念を覆す驚きに溢れています。
この日は、聴覚障害をお持ちの方が「手話」でサメの卵やサメ肌について解説してくれました。
「飼育種類数日本一」のキャッチコピーに違わず、現在54種ものサメが飼育され、このような触れる卵やサメ肌などもあり、怖いだけじゃないサメの魅力にどっぷりとつかれると思います。
他の展示も魅力が満載ですが、「水族館なんてどこにでもあるじゃん」というあなたに送る、大洗まで行くべき3つの理由をご紹介(個人の主観による)。
その1 深海世界に誘う「リュウグウノツカイ」の標本
2009年に鉾田市(茨城県)に漂着したもの。
深海生物好きにとっては神棚に祭られる(?)「リュウグウノツカイ」。
他の水族館でも見られるのですが、ここの標本は保存状態が良く、ライティングが雰囲気満点なので、あたかも深海で生きている時の姿を見ているようで感動すること間違いなし!
その2 地味すぎる「超・貴重映像」
「必見」やら「超・貴重」という貼り紙の激しい推し文言に、誰も注目してくれないことをしみじみと感じます(^▽^;)
「サンゴノフトヒモって何?」と思う方がほとんどだと思いますが、コレ(写真左)↓
地味すぎる「世界初」に応援したくなりましたヽ(^o^)丿
ここでしか見られない超貴重映像ですので、ぜひ現地でお確かめください!
その3 「マンボウ(ウシマンボウ)」の世界最大級のはく製。
あまりの大きさに、見学者から「はりぼて」と勘違いされていましたが、日立市で1999年に捕獲された本物です。
上のヒレの先から下のヒレの先まで、なんと約3.5メートル(比較のための私の身長は1.6メートル)。
実はこれ、以前訪れた際に大興奮で撮影し、その後「博物館教育」の講義で使い倒している写真です。
「マンボウの形はこんなで、最大のものは〇メートルで...」なんて教科書や本で習っても、「ふーん」ぐらいかもしれないけれど、この標本を実際に見ると生き物の不思議さを感じずにはおれないというか。
博物館は実物の標本があるから、こういうことを伝えられるんだよ、とこれを使って話をしております(そう、この写真でもまだ伝わらないからぜひ現地へ!)。
アクアワールドでは生きているマンボウも飼育されていて、ヒレを左右に動かす泳ぎ方などもじっくり観察できます。
ゆっくりたゆたう姿はず~と見ていたい(´▽`*)
妙にニッチな紹介になってしまいましたが、特に水族ファンでなくても感動できるものもたくさんありますので安心してお出かけください。
大水槽を泳ぐマイワシの群れはまるで夢の世界のよう。
半日なんてあっという間に過ぎてしまい、見ていないものもまだまだたくさん。
朝から乗り込んで、ゆっくり一日お楽しみください。
閉館間際に楽しめる立派なセミクジラの骨格標本(日立市に漂着)と夕刻の景色(と「ガールズ&パンツァー」の立て看板...)。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
郊外の博物館で一日過ごす場合、食事が心配になることが多い。
なぜなら、周囲には飲食店はほとんどなく、博物館に併設されているレストランやカフェは、味は微妙で腹が満たせればいい的なものしかない、はたまた美術館系で見られるめっちゃ高級感溢れていて普段使いとしては値段が高すぎるものしかないことが多いもんで...(諸条件により、経営が厳しいというのはよくわかるのですが)。
アクアワールドの食事処はフードコートになっていて、海鮮丼屋、天丼屋、ラーメン屋、蕎麦屋、洋食屋、テイクアウトもできる寿司屋と何でもござれ(@_@)
そしてそこらへんの店と比べてそこまでお高いわけではなく、博物館での食事で食べたいものに(良い意味で)迷ったのは久しぶり(*´▽`*)
大洗なので、海鮮を意識した(しすぎた?)メニュー満載で、目を疑う巨大なアナゴ天丼や地元産のでかハマグリののっかるラーメンなども。
あんまり立派なので、ワークショップに使おうと、殻をお持ち帰りさせていただきました~(下のスケールは1マス1cm)。
品川(アクアパーク)でも福島(アクアマリン)でもないですよ、茨城県の大洗です(アクアマリンの話はこちらの記事もどうぞ)。
そう、これからの季節、大洗といえばコレ↓
大洗を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー(通称ガルパン)」の看板が街のいたるところに(これが何だかわからない人は若者に聞いてみてください。私は教えている大学生が熱く語っていて知りましたよ(^▽^;))。
あ、そうじゃなくて、コレ↓
アンコウ(キアンコウ)。食べてばかりで、あまりじっと見たことないと思いますが、案外かわいいですよ(実物はこの写真よりもっともっとラブリーだったので、ぜひ実際にお確かめください!)。
ちなみに、その地味さから特に人気を博してはいなかったこの水槽前に、熱烈なアンコウファン(?)のおじさまがいらっしゃり...(ガルパンファンにも負けないぐらい)アングルを変えて(ガラケーで)撮影し、さらに「この子(もう一匹)は動かないからもう一回後で来よう!」とつぶやいていたりと、水族館の多様な楽しみ方を実感した次第です。
しかしながら、アンコウでは(見るだけでは)どうにも地味すぎるためか、この水族館の推しは「サメ」。
いかにも怖そうな外見のため、実際と違い獰猛なイメージがついちゃって大変。
でも案外、その怖そうなところにみんな惹かれてしまうのかもしれません。
かくも(一部の)人間に愛されていることか...
(「ジョーズ」はいいとしても、竜巻にのって襲ってきたり、トイレから襲ってきたり、幽霊になって襲ってきたり、ゾンビになって襲ってきたり、とうとうロボットとして襲ってきたりと人間の想像力の限界に挑むほど次々と作られるB級サメ映画たち←これも教えている大学生が熱く語っており...。)
それはさておき、サメは本体だけでなく、その卵もユニーク。
流されてしまわないように、モズクのような繊維状のものを元々つけているトラフザメの卵。
他にもネジネジした形状で岩の間に刺さるものなど、「卵」の概念を覆す驚きに溢れています。
この日は、聴覚障害をお持ちの方が「手話」でサメの卵やサメ肌について解説してくれました。
「飼育種類数日本一」のキャッチコピーに違わず、現在54種ものサメが飼育され、このような触れる卵やサメ肌などもあり、怖いだけじゃないサメの魅力にどっぷりとつかれると思います。
他の展示も魅力が満載ですが、「水族館なんてどこにでもあるじゃん」というあなたに送る、大洗まで行くべき3つの理由をご紹介(個人の主観による)。
その1 深海世界に誘う「リュウグウノツカイ」の標本
2009年に鉾田市(茨城県)に漂着したもの。
深海生物好きにとっては神棚に祭られる(?)「リュウグウノツカイ」。
他の水族館でも見られるのですが、ここの標本は保存状態が良く、ライティングが雰囲気満点なので、あたかも深海で生きている時の姿を見ているようで感動すること間違いなし!
その2 地味すぎる「超・貴重映像」
「必見」やら「超・貴重」という貼り紙の激しい推し文言に、誰も注目してくれないことをしみじみと感じます(^▽^;)
「サンゴノフトヒモって何?」と思う方がほとんどだと思いますが、コレ(写真左)↓
地味すぎる「世界初」に応援したくなりましたヽ(^o^)丿
ここでしか見られない超貴重映像ですので、ぜひ現地でお確かめください!
その3 「マンボウ(ウシマンボウ)」の世界最大級のはく製。
あまりの大きさに、見学者から「はりぼて」と勘違いされていましたが、日立市で1999年に捕獲された本物です。
上のヒレの先から下のヒレの先まで、なんと約3.5メートル(比較のための私の身長は1.6メートル)。
実はこれ、以前訪れた際に大興奮で撮影し、その後「博物館教育」の講義で使い倒している写真です。
「マンボウの形はこんなで、最大のものは〇メートルで...」なんて教科書や本で習っても、「ふーん」ぐらいかもしれないけれど、この標本を実際に見ると生き物の不思議さを感じずにはおれないというか。
博物館は実物の標本があるから、こういうことを伝えられるんだよ、とこれを使って話をしております(そう、この写真でもまだ伝わらないからぜひ現地へ!)。
アクアワールドでは生きているマンボウも飼育されていて、ヒレを左右に動かす泳ぎ方などもじっくり観察できます。
ゆっくりたゆたう姿はず~と見ていたい(´▽`*)
妙にニッチな紹介になってしまいましたが、特に水族ファンでなくても感動できるものもたくさんありますので安心してお出かけください。
大水槽を泳ぐマイワシの群れはまるで夢の世界のよう。
半日なんてあっという間に過ぎてしまい、見ていないものもまだまだたくさん。
朝から乗り込んで、ゆっくり一日お楽しみください。
閉館間際に楽しめる立派なセミクジラの骨格標本(日立市に漂着)と夕刻の景色(と「ガールズ&パンツァー」の立て看板...)。
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郊外の博物館で一日過ごす場合、食事が心配になることが多い。
なぜなら、周囲には飲食店はほとんどなく、博物館に併設されているレストランやカフェは、味は微妙で腹が満たせればいい的なものしかない、はたまた美術館系で見られるめっちゃ高級感溢れていて普段使いとしては値段が高すぎるものしかないことが多いもんで...(諸条件により、経営が厳しいというのはよくわかるのですが)。
アクアワールドの食事処はフードコートになっていて、海鮮丼屋、天丼屋、ラーメン屋、蕎麦屋、洋食屋、テイクアウトもできる寿司屋と何でもござれ(@_@)
そしてそこらへんの店と比べてそこまでお高いわけではなく、博物館での食事で食べたいものに(良い意味で)迷ったのは久しぶり(*´▽`*)
大洗なので、海鮮を意識した(しすぎた?)メニュー満載で、目を疑う巨大なアナゴ天丼や地元産のでかハマグリののっかるラーメンなども。
あんまり立派なので、ワークショップに使おうと、殻をお持ち帰りさせていただきました~(下のスケールは1マス1cm)。
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