ジオ菓子」標本BOX(詰め合わせセット)をいただいた。
溶岩や軽石を模したジオ菓子
伊豆半島の地質を紹介したチョコやクッキーで、「凝灰岩(ぎょうかいがん)」(凝灰岩に関してはこちらの記事をどうぞ)や「スコリア」(黒色っぽい軽石)を模しています(ジオ菓子についてはこちらの記事もよかったら)。

(岩石は主に茶色や灰色なので)「美味しそう」という見た目から遠ざかっていくのも恐れず、地質関連食品(?)の中で群を抜いて再現性にこだわっているところがポイント。
ジオ菓子外箱
地質に関する詳しい説明書もついているので、モグモグしながら興味を持つことができるのではないでしょうか、きっと。

ちなみに、全く地質に関係ない友だちからもらったのですが、私にくれた理由は「好きそうだから」とのこと。

好きなことは大声で叫んでおくべきですね(私はチョコというよりクッキーモンスター(´▽`*))。


そんなわけで(?)、世の中には奇特なお菓子があるのでバレンタインにちなんでご紹介。

こちらは、アメリカ、シカゴにある「フィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History )」のチョコレート。
フィールドミュージアムのチョコレート
正方形の板チョコなので特に凝ってはいませんが、包み紙の絵柄のチョイスが渋い。

この博物館の売りの、世界一保存が良いとされるティラノサウルスの「スー」ではなく、恐竜ではない「ディメトロドン」(写真左上・反射で見えにくくてすみません)をご採用(ディメトロドンについてはこちらの記事で書いたことがあるのでよかったら)。
恐竜博2005という展示で日本に来たスーの骨格標本
「恐竜博2005」という巡回展示で来日されたスーの骨格標本(レプリカ)。

ついでに真ん中にある松ぼっくりの柄、これだけもらうとただの暗い写真であまりありがたみを感じないのでは?と思ってしまうチョイスの謎さがチャームポイント。


こちらはイギリス、泣く子も黙る(?)「ロンドン自然史博物館(Natural History Museum, London)」で売っていたチョコレート。
ロンドン自然史博物館の化石チョコレート
トリケラトプス(の子ども?)みたいなの(写真左上)とアンモナイト(写真中央)ともに、ここでもディメトロドン!(写真右下)

マーブルチョコみたいなのが特に意味なく配置されているところも海外っぽいです。

さらに、アンモナイトの形を模したものもありました。
ロンドン自然史博物館のアンモナイトチョコ
直径15センチメートルぐらいあり、結構大きめですが、ランダムに入ったホワイトチョコのおかげで、アンモナイトであることが判別しにくくなっています(´-`*)

ちなみにロンドンのデパート(Liberty)に売っていたチョコレート。
貝と魚の論文の図版風のパッケージのチョコ
箱が昔の「生物の図版」っぽいデザインで、生物学が気になる人は目が釘付け。

花柄やオレンジ、ピンクなどラブリーでカラフルな品揃えの中にこれだけが異彩を放っておりました。

そして、下方に小さく「魚や貝は入っていません」と記載つき(^-^;


こちらは、以前も紹介しましたが、ドイツ、「ゾルンホーフェン博物館(Museum Solnhofen - Bürgermeister Müller Museum)」の始祖鳥チョコレート。
始祖鳥の絵とアンモナイト柄がデザインされたチョコ
一見、エイリアンみたいですが、化石屋的には即買い。

いつもは主役をはるアンモナイト風の渦巻模様チョコも脇役にしてしまう威風堂々っぷりがさすが。


こちらは、フランスのコート・ダジュール空港にあったチョコ。
フランスの空港にあったハンマー付きチョコ
特に地質とは関係ないのですが、ハンマー(トンカチ)がついていてついつい目を奪われます(ハンマーは地質用ではないですが)。

渡す相手が化石屋なら、たたくところを慎重に考えてしまうかもしれません(化石も割れてしまわないように岩石をたたく前に観察する)。

ついでに南フランスは「オイルサーディン」が有名なので、街中ではこんなチョコも。
オイルサーディンを模したチョコ
オイルサーディンの缶詰風チョコ。世の中には何でもありますな。


こちらは、イタリアのベネチアにあったチョコレート専門店。
工具を模したチョコレート
「六角レンチ」や「ナット&ボルト」など再現性高い工具の形をしたチョコレート。特に地質用ではないのですが、化石の大きさを計測する際に使う「ノギス」(写真左上の工具箱の一番右)もありました。

そして、化石採集にも使う「タガネ」が!!
タガネ型のチョコ
単体だと「ただの棒」にしか見えないので、渡す人を選びますが...

ちなみに、タガネはこんな感じで使います↓
タガネとハンマーで岩石を割る様子
ただハンマーでたたいても割れないような地層(岩石)の場合、岩石の割れ目などに刺し、タガネの頭をハンマーでたたいて割ります。


日本だと、地質調査総合センター(産業技術総合研究所)が監修した「化石チョコレート」は(地質業界では)結構有名(かなり買ったのですが、なぜか写真が見つからないので、販売元のホームページからご覧ください)。

ややお値段がはるのですが、研究者監修ですからクオリティは高いです(古生物としての)。

国立科学博物館などの博物館で限定販売しています(バレンタイン期間は通販もするそうです)。


「チョコは苦手」という方のためにはこんなものもあります。
アンモナイトとシーラカンスの形をした落雁
城西大学の水田記念博物館大石化石ギャラリー(東京・千代田区)にあった、アンモナイトとシーラカンスを模した落雁。

どうして落雁にしようと思ったのか不思議ですが、他にはあまりない和菓子バージョンが光ってます。


そして、今話題の「チバニアン」。以前、一代目の関連菓子を紹介しましたが、決定までの長いプロセスの間にすでに三代目。
チーバくんの絵が入ったチバニアンクッキーの外箱
地味な崖はどうにもできないので、チーバくんとコラボすることで華やかさを演出しています(チバニアンの崖がどんなものかはこちらの記事をぜひ)。

中身はちゃんと一つ一つプリントされたクッキーなのですが、
チバニアンクッキーにプリントされた地層の柄
黄色や黄緑色の地層のデザインで、一代目の方がただのバームクーヘンでも地層としての再現性は高かったかもしれません(´▽`*)


こうやって見てくると(?)案外、地質の黒色や茶色はチョコやココアと相性がいいという気もしてきます。
浅間の溶岩クッキーと名前を記入する場所のあるビニール袋
浅間山火山博物館(群馬県)にあった、ココアや黒ゴマによる「溶岩クッキー」(浅間山火山博物館に関してはこちらの記事をどうぞ)。

関係ないですが、もらったビニール袋には名前を書く欄まであって、団体でお越しの際にはお土産の取り違えがないようにまでしているところがニクイ(´▽`*)


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台所の中にあるような材料を使って地球の現象を再現する「キッチン火山」というものがあります。

チョコやココア、バームクーヘンなどで作って最後は美味しくいただくのがポイント。

材料の粘性(ドロドロしているか、さらさらしているか)による違いで、火山の噴火の特徴などが体感できるものもあります。

火山や地震に関して、少しでも災害を減らすには、専門家だけでなく一人一人が興味を持たないと始まりません。

というわけで、渡そうと思う人と楽しく一緒にやってみる、というのもおススメです。

「世界一おいしい火山の本」 火山の研究者が書いたレシピ付きの本です。