教えている学生から聞いたりしていたので、ずっと行ってみたかった東京農業大学の「食と農」の博物館(東京都世田谷区)に行ってみました。

東京農大博物館外観

縁起がいいとされるニワトリ(タイの人にとってはですが)の記念碑が出迎えてくれます。


2階にある常設展示は「日本酒」と「トリ」がお好きな方にはたまらない展示だと思います。

卒業生の蔵元の銘酒コーナー
卒業生が蔵元にいるお酒の展示。

私はお酒はあまり飲めないのですが、新潟出身者なので、「越乃寒梅」や「八海山」があってへぇ~。


こちらは、「色々な鳥の卵を比べるコーナー」にあった「エピオルニス」の卵(写真左は名古屋コーチンの卵)。

エピオルニスの卵

マダガスカルに生息し、200年ぐらい前に絶滅してしまった巨大な鳥(頭までの高さは3mもあった)の卵ですが、でかすぎてもはや卵に見えません(@_@)


こんな中、私が一番萌えたのは博物館の隣にある「バイオリウム」(進化生物学研究所)。

アフリカ大陸やマダガスカルの植物や動物を見ることができます。

子どもたちには、「ワオレムール(キツネザル)」や「ケヅメリクガメ」などの動物が人気でしたが、大人に断然おススメするのは謎の植物たち。

例えば、南アフリカやナミビアに自生する多肉植物のなかま「リトープス」。

リトープス

ゲームキャラ「パックンフラワー」はたまた、映画「リトルショップ・オブ・ホラーズ」(古くてすみません)のような、今にも動き出しそうないで立ち!


スーパーマリオに出てくるパックンフラワーとリトルショップ・オブ・ホラーズ


しかも、砂漠や岩場に生息しており、石に擬態しているとのこと。

リトープス石に擬態中

石に擬態...(((( ;゚д゚)))

こんな生き物がいるということを知れただけで、行ったかいがありましたよ東京農大。

3㎝ぐらいと小さいのですが、あまりにも不思議で、ずっとしゃがんで見ていたかったです。


他にも見たことない植物がそこここに。

「雫石(ハオルシア・オブツーサ)」という名前のアフリカ大陸の植物は、プチプチバルーンの集合体のような外見。

ハオルシア・オブツーサ

上の方だけ窓のように透明な組織でできていて、そこから光を集めるとか。

火星に温室を作ってくらしているような感じがしました。


また、写真でしか見たことのなかった種子(タネ)も展示してあって大興奮(木の実・種子が好きな話はこちらの記事もぜひ)

アフリカ大陸の乾いた場所に生育する「ライオンゴロシ」。

ライオンゴロシ

「ライオンがこの実の上を歩くと、カギ爪が足に食い込んで抜けなくなる。痛みに耐えかねて、口で抜こうとすると唇に刺さって抜けなくなり、やがて、唇が化膿してエサが食べられなくなったライオンが餓死する」と昔の本にはあったそうで、ひぃぃ~という感じですが、実際には殺すほどにはなることはないとのこと。

ダチョウなどの毛にからまって運んでもらっているそうです。


そして、「悪魔の爪」とも呼ばれているツノゴマのタネ。

ツノゴマ

こちらも動物に刺さったり、毛に絡みついて移動するため「タビビトナカセ(旅人泣かせ)」とも言われるとのこと。

アフリカを旅をして、悪魔の爪にヤラレタ〜って言いたいです。


ついでに化石屋的には、マダガスカルはアンモナイトの産地としても有名なのですが、ここでは珪化木(けいかぼく・木の化石)が展示されていました。

珪化木

動植物園に化石が展示されているというのも、生物が持つ歴史を感じられるのでいいもんですな。


全体としてそんなに大きな展示ではありませんが、企画展など開催する時に結構目玉になったりもする「シーラカンスのウロコ」が何気に置いてあったりと、お宝さがし的な見学もできます。

シーラカンスのウロコ


バイオリウムは冬でもあったかなので、寒い今の季節におススメです(無料)。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

この日、しんみりした案内を二つ見た。

一つ目は、バイオリウムの出入口にあったイグアナについてのお知らせ↓
イグアナ死亡の看板
自由に闊歩していた営業部長がお亡くなりになった...。


二つ目は、博物館に向かう途中の店にあった閉店のお知らせ↓
サロン閉店案内文
「ビュウティー」というところにこれまでの年月を感じずにはおれません。