ロサンゼルスにある「ラ・ブレア・タール・ピッツ」と博物館(La Brea Tar Pits and Museum)は、大都会の真ん中で地球の内部を感じることができる場所です。



何せ今でも地下から天然のアスファルト(タール)とメタンガスがゴボゴボと湧き出しているのが見られるのですから。

そこらへんからアスファルトが出ている様子
普通の公園みたいなのに、そこここから黒い液体が出てきています。


そしてここは、天然アスファルトの沼にトラップされてしまった生き物たちの化石が見つかることでも有名。

タールの沼から出られないお母さん象の復元模型
「お母さんマンモスがアスファルト沼から出られなくなって、それをなげく子どもマンモスとお父さんマンモス」という復元模型なのですが、子マンモスがマジで沼に落ちそう、という二次災害が発生しつつあります...(落ちないようにひもで支えられている)

これらはなんと約50年前からある模型で、20年ほど前の映画「ボルケーノ」の舞台にもなったりと隠れロサンゼルスのシンボル(?)ですので記念撮影をお忘れなく。

お父さんマンモスが車に乗せられて移動中の写真
パパマンモスが車に載ってやって来た当時の写真の案内看板があったり、ツアーではマママンモスはなんとヘリコプターに吊るされて登場という写真も見せてくれました。

ちなみに、「子マンモスが落ちそうなのはわかっているよ、急いで直すよ」という案内看板がそばにあり、来館者の多くが「ヤバイよ」と心配して散々スタッフに報告に来たことがうかがわれます。
マンモス注意書き
愛されてますな。


その横には、今も続いている化石調査の様子を垣間見ることもできます。

現在も発掘作業が続いている様子


そしてこれらの化石を収蔵した博物館もあります。

タールピッツ博物館外観
神殿のような、かっこいい外観。

中には靴のショーケースかと見間違うような「ダイアウルフ」(約1万年前に絶滅したオオカミのなかま)の頭骨の展示もあります。

ダイアウルフの頭骨の展示
400個以上展示しているそうで、いかにここでたくさんの化石が見つかるかがよくわかります。

ちなみにダイアウルフはこんな生き物です↓
ダイアウルフの全身骨格標本
全身骨格標本の背景に復元図が描かれていて、遠吠えが聞こえてきそうです。


このような大型の化石だけでなく、天然アスファルトの中から顕微鏡を使って植物の破片や昆虫、貝などの小さな化石を探している様子も見ることができます。

小さな化石を顕微鏡下で探すボランティア
根気のいる作業ですが、ボランティアの方々が活躍されているとのこと。


また、アスファルト沼に入ってしまうと、どれだけ抜け出すのが大変か体験することができる展示もありました。

タール沼のねばねばパワー体験装置
アスファルトに浸かった重しを引っ張り上げる体験ですが、これじゃあマンモスも抜け出せないですな、という感じ。

このようにネバネバの力の体験をしたり、そのにおいを堪能することもできるので、視覚障害の方もおすすめです。

屋外スペースは無料で入ることができ、化石好きでなくても以外と
愉快に過ごせますので、ロサンゼルスでちょっと変わった観光をしたい方にはおススメです。

グロッソテリウムの復元模型
屋外にあった哀愁漂うオオナマケモノのなかま(グロッソテリウム、約1万年前に絶滅)の復元模型(哀愁漂う復元模型の話はこちらの記事もどうぞ)。


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ミュージアムショップで見つけた、スミロドン(サーベルタイガー・約1万年に絶滅)の復元画が描かれたお買い物バック。

サーベルタイガーのお買い物バッグ
カッコよすぎ(´▽`*) もったいなくて使えない。
(サーベルタイガーが好きな話はこちらこちらの記事もどうぞ)